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事例検討会・授業・演習風景【2025年7・8月】

【事例検討会】
令和7年7月18日、教科外活動のひとつである事例検討会を開催いたしました。
事例検討会は、看護について仲間と意見交換でき根拠に基づく看護について深め合うことを目的に全学年が参加します。今年度のテーマは、「科学的根拠に基づく看護」です。
司会、書記、タイムキーパーを3年生が務め、会の運用に貢献してくれました。

まずは、アイスブレイクです。
全学年で構成されたグループで、和やかに事例検討会に対する意気込みなどを話し合っています。

事例検討会は、3年生が臨地実習で経験した2事例を発表し、対象理解やテーマについて、全学年で意見交換を行います。発表の際、真剣な面持ちで発表を聴いています。

発表の後は、司会の進行に沿って意見交換を行っています。他学年が意見を出しやすいように3年生がアシストしています。グループでの意見交換の後は、全体共有です。グループ番号の札を積極的にあげ、グループで話し合った内容を発表します。

グループで話し合った内容の発表の他、事例提供者に質問したり、活発な意見交換が行えました。

事例検討会終了後のオフショットです。
会の運用を中心に行ってくれた3年生がグループの番号札を持って、記念撮影。
12月に開催される「看護を語る会」に向けて、今回の学びを日々の学習や実習につなげ、看護観を大切にしていって欲しいです。

【1年生:演習風景】
基礎看護技術の「清潔の援助」として、全身清拭の演習を行いました。
全身清拭は入浴やシャワー浴ができない患者さんに対して温タオルを用いて皮膚の汚れを拭き取る援助です。患者さんの皮膚にあたる表面温度を一定に保つため、湯温を水温計で測定しています。

患者さんが寒気を感じないよう、綿毛布やバスタオルを使いながら保温し、患者さんの関節を支えて温タオルで拭きます。力加減を患者さんに確認したり、コミュニケーションをとりながら行うことが大切です。

演習中は2名の教員がラウンドし、バスタオルの効果的な用い方や基本的なタオルの用い方など指導し、安全で安楽な技術が身につくよう支援しています。

【2年生:実習リフレクション】
基礎看護学実習Ⅱの実習を終えた翌日、実習で担当した1事例を用いて、対象理解や行った援助について、全員で意見交換しました。

まずは、各自で予習した内容をグループで持ち寄って、自分の考えを伝えたり、メンバーの意見を聴いてグループ共有を進めています。

グループ共有で話し合った内容を全体共有で発表しています。
臨地実習では、約2週間で1~2名の受け持ち患者さんを担当するのが現状なので、実習リフレクションで、他学生の学びを共有することは重要となります。
臨地実習でご協力いただいた受け持ち患者さんに対する感謝の気持ちを大事にして、成長していって欲しいです。

【3年生:勤労者看護(総合看護技術)】
本校の教育理念のひとつである「勤労者医療に貢献できる看護の実践者の育成」につながる科目の演習場面です。病気を持つ勤労者の事例に基づき、病気と経過から必要とされる看護技術について事前に学習し、安全・安楽に配慮した看護技術の実際を学びます。
点滴静脈内注射の管理として、誤薬防止目的の確認や輸液ポンプの操作をグループの代表者が演習しています。

また、グループごとに行った事前学習をふまえて、看護技術の実施を行ったグループに対する質疑応答を行います。質疑応答をはじめとする進行も学生が役割を担い、時間管理を行いながら演習を進めます。

質疑応答後、教室に戻って各グループ、各自で振り返りを行います。
演習での学びを臨地実習につなげ、関わらせていただく患者さんが笑顔になるように実習に取り組んで欲しいです。